2013年6月22日土曜日

ベトナムのあっさり麺料理 自宅で「フォー」

ベトナムの麺料理として人気のフォー。すっきりしたスープにつるつるのお米麺、お肉や魚介類、そしてトッピングにいろんなハーブ、生モヤシ、ライムなどをのせると、さっぱりしているけど、いろんな味や香りが楽しめて、私も大好きです。

ロサンゼルスでもいろんなお店でおいしいフォーを比較的安く楽しむことができますが、乾燥フォーをタイ系スーパーマーケットで買って以降、おうちで自分で作ることが多くなりました。いつもは、チキンスープの素にナンプラーや酒、お塩などを適当に加えてスープを作り、シラントロやライムをかけて食べています。これでも十分においしいのですが、もっと気軽に、かつ本格的なフォーをおうちで楽しみたい!というわけで、オレンジ郡リトルサイゴンにあるベトナム系スーパーマーケットで材料を購入しました。(同じお店で購入したものの別の記事はこちら

お店に入り、最初に見つけたのが、半生タイプのフォー。普段は乾燥フォーを使っていますが、今回はせっかくなので、半生タイプにしました。

半生タイプのフォー 1.39ドル

そのまま野菜コーナーに進み、フォーにのせるハーブを探すものの、似たようなハーブがたくさん並んでいて、どれが良いのかわからず・・・。思い切って、近くで買い物をしていたベトナム系のご家族に聞いてみました。すると、とっても親切に、野菜売り場をうろうろして、お父さんと息子さんがそれぞれ、バジルとミントを持ってきてくれました。「シラントロと玉ねぎ、ライムもいるよ」と教えてくれました。

最後に、フォーのスープの素。いくつかのメーカーがあり迷っていると、一緒に行った友人が「これ本格的っぽいね」と見つけてくれたのが、「Quac Viet Foods」というメーカーの「Beef Flavord Pho Soup Base」。 商品名はベトナム語で書かれていたけど、ラベルの下のほうに「Made in USA」と書かれていたので、一瞬「う~ん」と悩む。でも、ラベルをさらによく見てみると、まさに今いるリトルサイゴンに住所のあるメーカーということがわかり、きっとベトナム系の人たちの好みの味なんだろうと思い、こちらに決定しました。帰って、ホームページで調べてみると、この「Quac Viet Foods」は、ベトナムのスープと調味料を専門としている食品メーカーで、化学調味料や防腐剤を一切使っていないのだそう。良いものが買えたようで、うれしいです。

「Quac Viet Foods」製のフォー用牛スープの素 10オンスで5.39ドル

麺、スープの素、玉ねぎ、トッピング(ミント、バジル、シラントロ、生のもやし)、ライムを準備してフォーを作ります。 今回はめぼしい具が無かったので、超シンプルなフォー(素フォーとでも言うべき?)にしました。エビや肉だんご、薄切りの牛肉などがあれば、もっと豪華でおいしいと思います。

半生タイプの麺は熱湯で20~30秒ほどさっとゆでて、ざるにあけます。乾燥タイプはいつも数分ゆでるので、それに比べるとかなり手軽です。作り方の表記にはなかったのですが、ゆでた後、水で軽くもみ洗いしました。こうしたほうが、麺の触感がつるつるするし、独特の麺の匂いが取れると思います。

スープの準備。スープの素を開けてみると、ペーストタイプのスープベース、それからお茶パックのような、ハーブ入り紙パックが2パック入っていました。スープベースは、中華スープでおなじみの「ウェイパー」みたいな感じです。

ペースト状のスープベースとハーブ入りパックが入っていました。

作り方を見てみると、下ゆでした牛肉・玉ねぎ・生姜を1時間ほど煮て、スープベース、ハーブパックを加えてさらに煮込む、と書いてあり、予想以上に本格的(というか面倒そう)。しかも、分量は20杯分と書いていて、一度に食べるには多すぎる・・・。 いかに手軽に作れるかが、わたしの目的なので、思い切ってハーブパックは使わず、単純にお湯にスープベースを好みの味になるまで加えました。あっという間にスープができたところで、玉ねぎの薄切りを入れます。すると、いきなりお鍋からスープが吹き出し、三分の一くらいがガスコンロにこぼれてしまいました!手抜きをしたせいか?(おそらく、ぐつぐつ煮立っているスープの表面に油の膜が張っていて、そこにいきなり玉ねぎを入れたからだと思います。2回目以降、おたまでスープをぐるっとかき混ぜた後に入れたら問題ありませんでした)

トッピングは、枝についたままのハーブ、生のもやし、くし切りにしたライムをお皿に盛って準備します。生の玉ねぎを使うお店もありますが、わたしはあらかじめスープに入れて軽く火を通しました。

トッピング用のバジル、ミント、シラントロ、もやし、ライム

お椀にゆでた麺を入れ、スープを張って完成です!あとは、好みのトッピングをのせて、ライムをギュッと絞っていただきます。お店みたいに、オイスターソースや辛いソースを加えて自分の好きな味に調整したり、食べながらちょっとずつ味を変えていくのも楽しいですが、今回は購入したスープの味を知りたかったので、何も入れないことに。
 
左奥から、ミント・バジル・シラントロ、手前にもやしをのせました。
実際は、もっと細かくちぎったほうが食べやすいと思います。
半生めんはさっとゆであがるので便利。
 
簡単に作ったスープでしたが、スープベース自体にもいろんなハーブなどが入っているのか、お店で食べるような、独特の味がちゃんとしておいしかったです。いつもシラントロだけのトッピングに、今日はミントとバジル、生のもやしが加わって、さらに味も気分も本格度がアップしていました。ちなみに、麺は、乾麺タイプのものと特に変わりは無いかな。半生めんタイプのほうがゆでるのに時間がかからず、乾麺タイプは保存が効くのが良いと思いました。

これまで、いろんなものを混ぜてスープを作っていたのが、お湯に溶かすだけで簡単にスープを作れるようになったので、ますますフォーを食べる機会が増えそう。次回、アジア系スーパーに寄った時に、肉団子を買って、いろんな具も試してみたいと思います。でも、ハーブパックの素を使って本格的なスープを作る日がいつ来るかは、未定です。


この日のデザートには、同じスーパーマーケットで買った、ランブータンという果物を食べました。買うときは、ライチかな?と思ったけど、ライチと同じ系統の別の果物みたいで、東南アジアで一般的な果物だそう。見た目も味もほとんどライチといっしょで、冷やして食べるととってもおいしかったです。

ライチによく似たランブータン。40個くらいで2.39ドル。
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