「知っているタイ料理の名前をタイ語で答えてください」ともし聞かれたら、トムヤムクン、パッタイ、の次くらいにわたしが思い浮かべそうなものが、今回の「ヤムウンセン」です。「ヤム」は「辛い、酸っぱい香辛料を和える」、「ウンセン」は「春雨」という意味で、野菜のほかにひき肉、魚介類などが入った春雨のサラダです。
以前、料理上手なタイ人のお友だちに味付けの方法を聞いたところ、「レモンかライム、ナンプラー、砂糖、唐辛子、ニンニク、パクチーを適当に混ぜたらいいよ。」とのこと。分量を尋ねると、「いつも味見しながら作っているからはっきりわからないなあ~、あはは」と言われたので、ほぼ同じ材料を使っていたこちら
http://cookpad.com/recipe/191240のレシピを参考に作ってみました。
まずは具の準備から。エビは見栄えも良く、定番の具の一つと思うのですが、家には無かったので今回はホタテを使いました。それから、同じく定番の豚ひき肉、野菜にはキュウリとニンジンを使います。ホタテと豚ひき肉を同じお鍋で良いので、ホタテ→お肉の順で熱湯でゆでます。野菜は千切りにします。
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今回はホタテ、豚ひき肉、にんじん、キュウリを使いました。 |
味付け用の調味料は、あらかじめ合わせておきます。わたしは、ライム半分、ナンプラー大さじ4、砂糖大さじ1強、ニンニクみじん切り1かけ、粗挽き唐辛子を軽く1つまみを使いました。いったん調味料を合わせた後で、辛さ、酸っぱさ、甘さ、塩気を自分の好みで調整するといいと思います。お友だちのアドバイスは正しかったようです!
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味を見ながら好みの味にあらかじめ仕上げておきます。 |
春雨は、袋に書いてある表記に合わせて準備します。わたしは、熱湯に数分つけて戻しました。もし春雨が長すぎる場合は、キッチンばさみなどで適当な長さに切ります。
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コリアタウンで購入した中国産の春雨 右はタイタウンで購入したナンプラーです。 |
後はボウルですべての材料をあわせてよく混ぜ、パクチーを好きなだけのせて完成です。
一皿で、春雨、お肉、魚介類、野菜とが入っていてバランスが良いうえに、ライムの酸味とナンプラーの風味、辛さ、甘さ、いろんな素材の香りがあわさって、さっぱりしてなおかつクセになる味です。
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本当はもっとパクチーをのせたかったのですがあまり冷蔵庫に入っていなかったので少なめです。 |
今回作るのは2回目なのですが、1回目に作った時に、他の料理の準備のために出来上がったヤムウンセンを冷蔵庫にいれておきました。そうすると、食べるときに春雨が少し乾いた感じになっていて、食べた時に、春雨と具、調味料とが絡まりにくくなっているように感じました。そのため、今回は春雨の準備が完了したら温かいうちに他の材料と混ぜて、すぐに食べるようにしました。少し温かいほうが、触感がしっとり、つるっとしていて食べやすく、味もおいしく感じました。残った場合は、少しレンジで温めてから食べています。
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こちらは、ニンニクをみじん切りにするのに使ったIKEAのガーリックプレスです。いつも拝読しているブログで紹介されていたのを読んで購入しました。たしか7ドルか8ドルくらいだったと思います。皮をむいたニンニクを1かけずつ入れてレバーを握ると、みじん切り状に細かくプレスされたニンニクが出てきます。ニンニクを入れる部分がパカッと開くので、残った皮を取り除くのも、水で洗うのもすごく簡単で、とても便利でしょっちゅう使っています。
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IKEA のガーリックプレス ちょっと重いですが、かなり便利です。 |
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