先日立ち寄ったインド系食品店では、「Shan」というメーカーのいろんな料理用のスパイスミックスが並んでいました。今回は初めてなので、なじみのある「キーマカレー」をお試しすることに。ちなみに、キーマカレーとその横にあったチキンカレーのミックスは、他の商品に比べてたくさん売れているようで、日本人にとってもメジャーなこの二つは、アメリカでもやっぱり人気なのかなあ、などと考えていました。わたしがこのスパイスミックスを選んでいる横では、サリーを着た高齢の女性が、ミックスではない単独のスパイスを吟味していました。
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Shan Foods社 「Spice Mix for Keema Curry」 パキスタン製 1ドルほど |
「Shan」はパキスタンの大手食品メーカーで、世界65か国以上に輸出しているそうです。パッケージには英語で作り方が書かれていましたが、箱の内側にはパキスタンの公用語であるウルドゥー語で説明が書いてありました。ためしに読もうとしたものの、上下の向きが正しいのかすらすらまったくわかりませんでした。
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ウルドゥー語のレシピ。向きがあっているのかすらわかりません。 |
スパイスミックスはパウダー状ですが、スパイスが形のまま残っているものもあり、いろんなスパイスがブレンドされているのがよくわかります。原材料を見ると、コリアンダー、レッドチリ、オニオン、ターメリック、ジンジャー、ブラックペッパー、クミンシード、シナモン、クローブ、グリーンカルダモン、ベイリーフ、ガーリック、ドライパパイヤなどが使われているようです。
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いろいろなスパイスが入っています。 |
1パックで6~8人分と書いてあり、主役のひき肉の分量を見たところ、1kgの表示が・・・。さすがに多い気がしたのと、そもそもそんなにひき肉が無かったので、スパイスミックスは半量、ひき肉は牛ひき肉を200グラムほど使いました。
最初に玉ねぎのみじん切りを油で10分ほど炒めます。説明書きには「ギー(Ghee)」という、インドの発酵無塩バターを煮詰めてろ過したものか、油(Oil)のどちらかを使うようにあり、我が家にはもちろんギーは無いので、普段使っているキャノーラオイルを使いました。
次にひき肉、にんにくのみじん切り、すりおろしたショウガ、スパイスミックスを加えて15分ほど炒めます。
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玉ねぎを炒め、肉、ニンニク、ショウガ、スパイスミックスを加えてさらに炒めます。
焦げやすいので注意が必要です。 |
水を1カップほど入れ、ふたをして15分から20分ほど弱火で煮ます。青唐辛子のみじん切りを加え、こまめにかき混ぜながら煮ます。青唐辛子は無かったので、粗挽きの赤唐辛子を加えようとしたものの、その前に味見をするとかなり辛かったので、唐辛子は入れませんでした。味見しておいてよかったです。説明書には、ギー・油がひき肉と分離するまで煮る、と書いていましたがよくわからなかったので、適当なところで火を止めました。
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水を加えてさらに煮ます。あまりの辛さにレシピで指定された唐辛子は加えませんでした。 |
出来上がったキーマカレーには、同じお店にあった冷凍ナンをつけました。こちらは、「Deep Foods」というメーカーで、インドの食品会社のようです。前回買ったトマトスープと同様に、こちらもベジタリアン対応の緑色のマークがついていました。(詳しくは
こちら)
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Deep Foods社 「Tandoori Naan」 インド製 3~4ドルほど
右下にベジタリアンマークがついています。 |
商品は、もともと焼きあがったナンが冷凍されている状態です。これを、400度に予熱しておいたオーブンで1~1分30分ほど加熱して、バターをぬります。キッチン備え付けの大きいオーブンではなくて、温度調整付きの小さなオーブントースターで焼きましたが問題なく出来上がりました。
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出来上がったキーマカレーと冷凍ナン。 |
カレーはとにかく辛いです!でも、辛いだけじゃなくて、スパイスの香りと味が効いていて、お店で食べるような本格的なカレーが楽しめます。ナンは、お店で食べるようなモチモチ感は少し足りませんが、小麦の風味と、しっとり感、外側のパリパリ感があって、家で食べる分には十分だと思いました。
このお店には、まだまだいろんな食材が置いてあったので、次はあまり慣れていない料理や調味料にもチャレンジしてみたいと思います。
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