2014年7月18日金曜日

新鮮ラズベリーで甘酸っぱいぜいたく 「ラズベリージュース」

先日、日系アメリカ人のご家族が経営されている農場を訪問させてもらう機会があり、ありがたいことに収穫されたばかりのラズベリーをお土産にどっさりいただきました!ご近所さんにおすそわけしたあと、ヨーグルトやパンケーキのトッピングにしたりと、おいしくいただいていたのですが、それ以上にたくさんの量をもらいこのままではいたんでしまうので、なんとかしなければ・・・。

とれたてのラズベリーをたくさんいただきました。

まずは冷凍にして、スムージーにすることに。でもせっかくなので、他にも楽しめる方法はないかなと思って考えついたのが、ラズベリージュース。これならいただいたラズベリーを、手軽に、そして長い期間楽しめそうなのでいいなあと思いました。インターネットで調べてみると、「物語のおやつ」という本に「赤毛のアンの木いちご水」として紹介されているレシピが掲載されていたので、そのレシピをもとに作ってみました。

用意するものは、ラズベリー350g、ホワイトワインビネガー450ml、砂糖300gです。

ラズベリー、ホワイトワインビネガー、砂糖でつくります。

①大きめの器(電子レンジ対応のもの)にラズベリーを洗わずにいれて粗くつぶします。

ラズベリーをへらで粗くつぶします。

②ホワイトワインビネガーをラズベリーにくわえ、ラップをして500wで2分加熱し、レンジから取り出し粗熱をとり、かき混ぜます。この作業を8回ほど繰り返します。一度に加熱しすぎないことで、ラズベリーのフレッシュさを残すことができるそうです。

ワットの調整がまずいのか、2回3回と加熱をつづけていくうちに、けっこう熱くなりました。あまり熱くなりすぎないほうがいいとのことなので、加熱するたび冷ます時間をとり、その間に別の用事などを済ましながらのんびりと作っていたら、昼過ぎに始めたのが終わったのは夜になってしまいました。今思えば冷蔵庫を使えば良かったのかもしれません。

ホワイトワインビネガーを加えて、レンジで2分加熱→冷ますを繰り返します。

③ラズベリーの色がビネガーに移って、実の色が白っぽくなったらさらしなどで濾して種だけを取り除きます。

ラズベリーの色が抜けて白っぽくなってきました。


私の家にはさらしがなく、ザルも目の粗いタイプなので、まずはザルで実をつぶしながら濾して、目の細かい茶こしでもう一度濾すようにしました。茶こしが小さくすぐにあふれそうになるのでちょっと大変でしたがなんとかなりました。農場で、栽培・収穫しているところを見せていただいたラズベリー、なるべく無駄にしないようにとなんだか少し気が引き締まる思いでした。

実をしっかり濾して、種だけを取り除きます。

④鍋に濾したラズベリー酢(③)と砂糖をいれて、最初は弱火で加熱し、砂糖が溶けたら強火で10分煮詰めます。あくはこまめに取り除きます。粗熱が取れたら、清潔なビンにいれて保存します。約3か月ほど持つそうです。

砂糖の分量は、濾した後のラズベリー酢400mlに対して300gとレシピにあります。私が計った時は約600mlありましたが、そのまま300gの砂糖を使って最終的にはちょうどいい味になりました。むしろ砂糖の量を1.5倍にしたら甘すぎたのではないかなと思います。ラズベリー350gとビネガー450mlから400mlのラズベリー酢しか出来上がらないとは思えないし、最終的な出来上がり分量は約600mlとサイトあるので、ひょっとしたらこの部分は記載ミスかもしれませんが、正しいことはわかりません・・・。

砂糖を加え、アクをとりながら10分ほど煮詰めます。

完成したラズベリージュース。このままでは濃いのでお水や炭酸水で薄めて飲みます。原液はかなり濃いピンク色で、水で薄めるととってもきれいな淡いピンク色になります。ラズベリーの爽やかな甘酸っぱい香りと味でとってもおいしく、お酢のおかげですっきりと飲めます。

ビンに入っているのが出来上がったジュースの原液、右が水で薄めたものです。


他のサイトを参考にして牛乳で割ったもの。
飲むヨーグルトみたいでこれもおいしいです。

新鮮なラズベリーをたっぷりつかったぜいたくなジュース、こんなにたくさん手に入らなければ、わざわざ手作りすることもなく、このおいしさも味わえなかっただろうなあと思います。おいしいラズベリーを栽培し、分けてくださった農家の方に、感謝の気持ちでいっぱいです。このレシピでつくったラズベリージュースは3か月ほどもつそうなので、夏のあいだに大事に飲もうと思います。


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2014年7月15日火曜日

韓国屋台の定番スイーツ もちもちとろーり「ホットック」

数年前の冬に韓国・ソウルを旅行した時に食べた「ホットック」。小さめのホットケーキのような生地の中に熱々の黒蜜が入っている、韓国屋台で定番のおやつです。 

ロサンゼルスのコリアタウンにあるスーパーマーケットで、ホットックのミックスを発見。一度購入して作っておいしかったので、安い時にまたミックスを買っておきました。寒いソウルで熱々のホットック・・・ではなく、真夏のロサンゼルスで熱々のホットックというのもちょっと違和感がありますが、それよりも久しぶりにホットックが食べたいなあということで、先日お家で2度目のホットック作りをしました。

ソウルでもこの商品と同じものが売っていて購入したのですが、その時はすべて韓国語の表記だったので作り方がわからず困った記憶があります。そして結局作らずじまいでロサンゼルスへ渡米することに。ロサンゼルスで売っている商品には英語と韓国語の両方の表記があるので、無事に作ることができました。

韓国 CJフーズ社 「Beksul: Sweet Korean Pancake Mix」 4ドルほど

商品は、生地用の粉ミックス、ドライイースト、生地の中に入れるフィリングパウダー(黒糖・ピーナッツ・シナモン入り)の3つが入っています。

右から 生地用粉ミックス、ドライイースト、フィリングパウダー

まずは、120mlのお水と60mlの熱湯を混ぜてぬるま湯を作ります。温度計が無くてもいいので便利です。ボウルにこのぬるま湯・粉ミックス・イーストをいれ、5分こねます。わたしは最初はへらを使い、ある程度まとまったら手でこねました。

生地をこね終わったら、手に油をつけて(写真をとるため、油を使いませんでしたが特に問題なかったです)、生地を8等分にして丸い形にします。それぞれの生地を平らにして、小さじ一杯のフィリングパウダーを中心にのせて包みます。生地は扱いやすいので、あまり器用でないわたしも特に問題なくできました。フィリングは、多いほうがおいしいのですが、入れすぎると生地からはみ出て焼いたときに焦げてしまうので、まさにさじ加減が難しいところです!ちなみにちょっと多めに入れても、かなり余ります。

粉・ドライイースト・ぬるま湯をこねて8等分にします。
生地を丸めて平らにし、フィリングをのせて包みます。
ちょっと大きさが違いますが、フィリングをすべて包み終えたところ。

すべて包み終えたら、フライパンで焼いていきます。フライパンに油を軽くひいて弱火で温めます。生地を包み終わりを下向きにしてフライパンに置き、軽く焼き目がつくまで焼きます。生地をひっくり返してフライ返しで平らになるようにギュッと押さえます。1~2分焼いたら、もう一度ひっくり返して1~2分焼いて完成です。

フライ返しでギュッと押さえつけて平らにし、両面を焼きます。

ソウルの屋台では、かなり多めの油で揚げ焼きにしていた記憶がありましたが、自宅で作るときは油はあまり使わなくてもよいみたいです。わたしはカリッとした感じが好きなので、1度目か2度目にひっくり返して油がほとんどなくなったら、少し油を(フライパンのふちを軽く1周するくらい)足しました。

焼きあがったら、熱々のうちにさっそくいただきます。生地はカリカリ、モチモチで、中からパウダーが溶けて蜜状になった黒砂糖が出てきます。かなり熱くてわかってはいたものの、少しやけどしてしまったほど。でもやっぱりすごくおいしい!わたしはあまりシナモンは好きではないのですが、このフィリングはシナモンがきつくなくて食べやすいです。

簡単ですが見た目もきれいにできました。

中からはあつあつの黒蜜が!

8個のうち4個を夫と一緒に食べ、残りは焼いたあとに個別に包んで冷凍しておきました。食べるときは電子レンジで20秒ずつくらい、様子を見ながら少しずつ加熱するとおいしくできあがります。朝ごはんやちょっとおなかが空いたときのおやつにぴったり。熱々のホットックをまたすぐに食べられるのが楽しみです。


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2014年7月3日木曜日

アメリカ生まれのイタリアン料理 シーフードたっぷりの「チョッピーノ」

日本への一時帰国からLAに戻って間もない日の夜、冷蔵庫にはあまり食材もなく、帰国前に購入したまま食べる機会のなかった、冷凍食品の「チョッピーノ」を食べることにしました。

「チョッピーノ(Cioppino)」は魚介類の煮込み料理です。カニ、エビ、イカ、あさり、ホタテ、ムール貝や魚の切り身などをトマトとワインで煮込みます。イタリア語の方言で「chop(細かく刻む)」を意味する「cioppin」という単語から名前がつけられたそうですが、これはイタリア生まれの料理ではなく、アメリカ生まれの料理。1800年代、サンフランシスコのノースビーチに住むイタリア人漁師が、その日に取れた魚介類の残りを細かく切って煮込んで食べたのが始まりで、後にサンフランシスコのイタリアンレストランの定番メニューになったとのことです。

今回使った冷凍のチョッピーノは近所にあるVONSというスーパーで購入したもの。値段はたしか8ドルほどで少し高いですが、レストランで食べると25ドルくらいするところが多いので、まずはどんなものか知るのにはいいかなと思い買ってみました。

Elavation Brands社 Blue Horizon Wild 「Seafood Cioppino」 約8ドル

箱を開けてみると、予想に反して茶色い包み紙が出てきました。紙に包んで調理することで、出汁や素材の水分で蒸されておいしく仕上がるのだそうです。平らなお皿に載せて7分ほどレンジで加熱し、そのまま1分ほど置いたら完成です。包み紙をはさみで切ってお皿によそいます。熱々なので火傷注意です。

商品は茶色い紙に包まれています。このままレンジで加熱して完成。

ようやく料理の中身が見れました。具にはムール貝、エビ、スケトウダラの切り身がごろごろと入っています。それと、マッシュポテトのような白っぽい軟らかい塊が入っていて、何かなと思っていたのですが、箱の説明によると「ポレンタ」といい、トウモロコシの粉を練って作ったものだそうです。

トマト味のスープにムール貝、エビ、スケトウダラとポレンタが入っています。

トマトの味がかなり濃く、そして唐辛子を使っているのか少しピリッとしました。もう少し魚介のダシが効いていればもっとおいしいのでしょうが、冷凍食品なので仕方ないのかなと思います。魚介類がたくさん入っているのはうれしいです。また、ポレンタも、スープと絡めて食べるとおいしかったです。

色んな国のルーツを持つ料理を楽しめるロサンゼルス。せっかくなので、ちょっと贅沢ですがレストランで本格的なチョッピーノを試してみるのもいいかなと思います。


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