2014年7月3日木曜日

アメリカ生まれのイタリアン料理 シーフードたっぷりの「チョッピーノ」

日本への一時帰国からLAに戻って間もない日の夜、冷蔵庫にはあまり食材もなく、帰国前に購入したまま食べる機会のなかった、冷凍食品の「チョッピーノ」を食べることにしました。

「チョッピーノ(Cioppino)」は魚介類の煮込み料理です。カニ、エビ、イカ、あさり、ホタテ、ムール貝や魚の切り身などをトマトとワインで煮込みます。イタリア語の方言で「chop(細かく刻む)」を意味する「cioppin」という単語から名前がつけられたそうですが、これはイタリア生まれの料理ではなく、アメリカ生まれの料理。1800年代、サンフランシスコのノースビーチに住むイタリア人漁師が、その日に取れた魚介類の残りを細かく切って煮込んで食べたのが始まりで、後にサンフランシスコのイタリアンレストランの定番メニューになったとのことです。

今回使った冷凍のチョッピーノは近所にあるVONSというスーパーで購入したもの。値段はたしか8ドルほどで少し高いですが、レストランで食べると25ドルくらいするところが多いので、まずはどんなものか知るのにはいいかなと思い買ってみました。

Elavation Brands社 Blue Horizon Wild 「Seafood Cioppino」 約8ドル

箱を開けてみると、予想に反して茶色い包み紙が出てきました。紙に包んで調理することで、出汁や素材の水分で蒸されておいしく仕上がるのだそうです。平らなお皿に載せて7分ほどレンジで加熱し、そのまま1分ほど置いたら完成です。包み紙をはさみで切ってお皿によそいます。熱々なので火傷注意です。

商品は茶色い紙に包まれています。このままレンジで加熱して完成。

ようやく料理の中身が見れました。具にはムール貝、エビ、スケトウダラの切り身がごろごろと入っています。それと、マッシュポテトのような白っぽい軟らかい塊が入っていて、何かなと思っていたのですが、箱の説明によると「ポレンタ」といい、トウモロコシの粉を練って作ったものだそうです。

トマト味のスープにムール貝、エビ、スケトウダラとポレンタが入っています。

トマトの味がかなり濃く、そして唐辛子を使っているのか少しピリッとしました。もう少し魚介のダシが効いていればもっとおいしいのでしょうが、冷凍食品なので仕方ないのかなと思います。魚介類がたくさん入っているのはうれしいです。また、ポレンタも、スープと絡めて食べるとおいしかったです。

色んな国のルーツを持つ料理を楽しめるロサンゼルス。せっかくなので、ちょっと贅沢ですがレストランで本格的なチョッピーノを試してみるのもいいかなと思います。


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3 件のコメント:

  1. 記事と関係ありませんが、暑くなってきたので、鰻の会がしたいです :)
    ロサンゼルスで手に入る食材を使いお願いします~。

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  2. 鰻、いいですね~、と言いたいところですけど、この前日本で食べて満足してしまった感が・・・^^; いずれにせよ、何かしましょう!

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  3. 調べてみると鰻の蒲焼を調理するのは、ハードル高いなあ。こりゃ無理。別の会にしたい。

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