「ハマイカ」は、日本では「ローゼル」と呼ばれる花で、このハマイカの「がく」の部分を使ったジュース、「アグア・デ・ハマイカ(ハマイカジュース)」は、中南米やカリブ海域(ジャマイカでも)ではとてもポピュラーな飲み物だそう。ハマイカの学名は「ハイビスカス・サブダリファ」といい、日本では「ハイビスカスティー」として結構知られていると思います。
ハマイカのがくの部分。これを干したものを使います。 |
ハマイカは、煮出すととてもきれいな濃いめのピンク色が出て、味は酸味があります。ビタミンCやクエン酸が豊富のため、日本ではどちらかというと、美容や健康面を重視して、砂糖無しで、ハーブティーとして飲むことが多いのかな。中南米では、砂糖を加えて、冷たい飲み物として楽しむのが一般的なようです。先日、近所のエルサルバドル料理店に行ったときに、友人が注文したハマイカジュースは、かなり甘かったらしいです。そういえば、一度だけメキシコ系スーパーで買った瓶入りのハマイカジュースも砂糖がかなり効いていました。
ちなみに、わたしがハマイカジュースを飲むようになったきっかけは、今年の1月に行ったコスタリカ旅行。夫が高校生時代にお世話になったホストファミリーのおじさんが、お土産としてハマイカ(ジュースを作るための、花を干した状態のもの)をくれたので、時々家で作って飲むようになりました。家で作ると、自分の好みの甘さに調整出来るのがいいです。
コスタリカのおじさんがくれたハマイカ。写真は干す前のものと思います。 |
お土産のハマイカが無くなりかけたので、ロサンゼルスでも探してみたところ、メキシコ系スーパーでは、ビニール袋にパンパンに詰められたものが3ドルくらい(1パウンド5.99ドル)、アメリカのスーパー「VONS」では、ハーブコーナーに小さめのパックで4ドルくらいで売っているのを見かけました。
わたしが家で作るときは、800ccくらいの熱湯に、15個ほどのハマイカを入れて2~3分煮出し、きれいな色が出たら火を止め、砂糖大さじ3弱を加えて冷まします。冷蔵庫で保存するときは、ハマイカを取り出します。お砂糖は好みでもっとたくさん入れても、全く入れなくてもいいと思います。
このハマイカジュース、飲むと、近所のおばあちゃんが昔に作ってくれた赤紫蘇ジュースに色も味も似ているような気がします。
自宅で作ったハマイカジュースと、ハマイカ(がくの部分) |
ロサンゼルスは、June Gloom(ジューン・グルーム、6月の曇りがちで少し肌寒い気候)の時期も終わったのか、冷たいハマイカジュースがぴったりの、真夏のお天気が続いています。
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